銅製のヘッドが特徴的なスノーピークの「ペグハンマー PRO.C」。
公式でもたびたび売り切れるほど人気商品で、入荷待ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は使ってみて分かった「ペグハンマー PRO.C」の魅力をレビューします。
「ペグハンマー PRO.C」(スノーピーク)
おすすめ度:★★★★★
良い点:
◯深い打ち込みで時短設営
◯疲労軽減で体力温存
◯安全設計
いまいちな点:
△価格設定
以下詳細をまとめました。
目次
【スペック】
製品名 | ぺグハンマーPro.C |
メーカー | スノーピーク |
メーカー希望小売価格 | ¥6,820(税込) |
重量 | 670g |
サイズ | φ35×120×290mm |
材質 | ヘッド:銅、スチール(黒電着塗装) 柄:かしの木 |
【製品特徴】
衝撃吸収の銅製ヘッド
打ち込み時の反動ダメージを銅が吸収します。
使うにつれてヘッドが変形して味がでます。
2wayペグ抜き
ヘッド背面にフックと穴のペグ抜きがついています。
ソリッドステークやスチールペグが簡単に抜けます。
滑り止め加工
グリップに滑り止めの凹凸があります。
すっぽ抜け防止ストラップ
手を入れるストラップがついています。
安全第一です。
【良い点1 深い打ち込みで時短設営】
「ペグハンマー PRO.C」を使い始めてから気付いた大きな変化は、設営時間が短くなったことです。
プラスチックハンマー、スチールハンマー、ゴムヘッドハンマーと比較し、「ペグハンマー PRO.C」は同じ力でより深く打ち込めます。
すなわち、スチールハンマーなどに比べ、少ない回数の打ち込みで設営が完了します。
今回、Eletorot製 スチールハンマー(557g)を使って打ち込みの深さを比較しました。
重量 バランスの違い
打ち込む際力を込めず、ハンマーの自重で3回ずつ打ち込むというもの。
いずれも「ペグハンマーPRO.C」の方が深く打ち込めています。
スノーピーク公式でも検証されています。
「より反発力の大きな硬い地面にペグを打ち込むようなシーンにおいて、 鉄製の硬いヘッドをもつ Pro.S(鋳鉄ヘッド)では、 地面からペグに伝わった反発力がハンマーを弾く力に変わってしまうのに対し、 Pro.C(銅ヘッド)ではペグからの反発力が銅ヘッドを変形させる一方で、 確実にペグを地中に 食い込ませるエネルギーに変換されていることが証明されました。
スノーピーク
銅ヘッドの方がエネルギー効率が良く、より深い打ち込みにつながる、ということですね。
【良い点2 疲労軽減で体力温存】
スチールハンマーでの打ち込みでは、グローブをつけた状態でも指先、手のひら、手首、肘、腕、肩などに反動が伝わり、叩けば叩くほど疲労や痛みが蓄積していきます。
一方、銅ヘッドの「PRO.C」は、打ち込みの度にヘッドが変形して衝撃を吸収するため、体へのダメージを抑えることができます。
これにより、反動から身を守るためのエネルギー消費が減るので、疲労感が薄れます。
設営時点で体力を奪われるとその後のアクションプランにも影響が出かねないため、とても助かっています。
【良い点3 安全設計】
力が強くない子供でも安全に使える設計になっています。
・自重で打ち込める適度な重さ
・握りやすいグリップサイズ
・グリップの滑り止め加工
・すっぽ抜け防止ストラップ
これらの特性があるため、安心して作業を任せることができます。
スノーピーク(snow peak) ペグハンマー PRO.C N-001【いまいちな点1 価格設定】
多くのメーカーのハンマーが¥2,000〜¥4,000のレンジの価格帯で収まっている中、約¥7,000という、相場の2〜3倍程の価格設定がネックです。
使ってみれば確かな品質、機能を実感できますが、それでもなお「手を出しにくい」感は否めません。
僕は高価なものほど大切に長く使う気持ちで、未来にわたる投資として割り切って買うケースが多いです(半分自分への言い訳ですが笑)。
ヘキサタープのPROセットであれば1万円以上お得になるので、タープ購入を考えている方はセット購入もありです。
ちなみに僕はPROセットで購入しています。
【まとめ】
スノーピーク「ペグハンマー PRO.C」をレビューしました。
確かな品質と使い手のことを考えて作られた、まさにプロ仕様のハンマーです。
打ち込みの強さで時短につながるうえ、銅ヘッドで疲労感と痛みを軽減してくれる優れものです。
子供と一緒に作業しやすい安全設計も○。
唯一の検討ポイントである価格面も、先行投資といった柔軟な考え方で納得するのも一つの手です。
銅ヘッド交換のタイミングが到来したら改めて記事化します。
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