子供とのキャンプで必ず気にしているのが「足回りの整然さ」です。
テントやタープからペグに伸びるロープに加え、気になるのがランタンスタンドの足。
子供は地面から出ているものに、「わざと?」と思うほど足を引っ掛けます。
少しでもサイトを安全にしたいと考え、たどり着いた一本足のランタンスタンド。
今回は、スノーピークが誇る名器「パイルドライバー」をレビューします。
「パイルドライバー」(スノーピーク)
おすすめ度:★★★★★
良い点:
◯一本足でサイトスッキリ
◯高い安定性
◯ランタン以外でも活躍
いまいちな点:
△収納サイズ
△撤収に力が必要
以下詳細をまとめました。
目次
【スペック】
製品名 | パイルドライバー(LT-004) |
メーカー | スノーピーク(snow peak) |
メーカー希望小売価格 | ¥5,830(税込) |
サイズ | 110cm(収納時)~240cm(最大) |
重量 | 1.7kg |
材質 | スチール、樹脂 |
耐荷重 | 公表値なし |
【良い点1 一本足でサイトスッキリ】
一本足のシンプル構造
スノーピーク「パイルドライバー」の最大の特徴が「一本足構造」です。
三本足ランタンと比較して、サイトをスッキリさせることができます。
子供が走り回って足を引っ掛ける心配も少ないため、安心して使うことができます。
「パイルドライバー」はハンマーとなる上段パイプ、支える中段パイプ、地面に入る下段パイプの3つのパイプで構成されています。
中断と下段パイプの蝶ボルトがついており、それらを締めて他のパイプと固定します。
設営方法
上段パイプをハンマーとして打ち込むだけのシンプルな設営方法です。
設営箇所を選定した後、全ての蝶ボルトをゆるめた状態で地面に突き刺します。
あとはひたすら上段のパイプをハンマーの要領で打ち込むだけです。
打ち込みの際に、手を挟まないよう注意しましょう。
地面の硬さによりますが、大抵は10回も打ち込めばしっかりと固定されます。
最後に超ボルトを好みの高さで締めれば完成です。
なおハンマーの特性上、設営時に大きく「カンカン」鳴るため、夜間設営の場合には注意が必要です。
【良い点2 高い安定性】
本体重量1.7kgを真っ直ぐ地面に打ち込むため、安定性が非常に高いです。
風が強い日や砂浜などの柔らかい地面でも、長めに打ち込むことで安定性を確保できます。
あまり深く打ち込むと抜く時が大変なので、ご注意ください。
【良い点3 ランタン以外でも活躍】
簡易的な物掛けとして使用できます。
我が家では食器を乾かすネットやピンチハンガーを吊るしたりしています。
耐荷重は公表されていませんが、コールマンのクアッドマルチパネルランタン(電池8本入りで約2.3kg)を吊るして問題ありませんでした。
ただ、あまり重たい物はパイプが曲がる原因になりますので、パイプがしなる場合には使用を控えた方が良いです。
【いまいちな点1 収納サイズ】
短く収納できないのがネックです。
我が家の車はエクストレイルで、トランクの横幅ほぼ目一杯でギリギリ収まります。
車のサイズによりますが、コンパクトな車の場合には入らない可能性があります。
なお、公式での収納サイズは110cmですが、上段と中段下段の2つに分けることで、長さを約104cmまで縮めることが可能です。
分けると2本分の収納領域が必要ですが、最大長は短くすることができます。
専用の収納ケースには、分けた状態でも収納できます。
【いまいちな点2 撤収に力が必要】
地面からパイプを引き抜く際、力を要します。
安定性を得るためには深く打ち込む必要があるためトレードオフですが、女性一人の力で引き抜くのは骨が折れます。
コツとしてはパイプの下の方を持ち、ねじる様にして真上に引き上げると抜けやすいです。
必ず、蝶ボルトを緩めた状態で作業を行ってください
(蝶ボルトを締めたままだとパイプ曲がりの原因になります)
引き抜いたパイプから土や水分をしっかり拭き取り乾燥させることで、サビを抑え長く使用できます。
【まとめ】
安心のサイト作りをアシストする「パイルドライバー」をレビューしました。
シンプル構造と高い安定性を持ちながら、使い方もアイデア次第で広がるため、我が家でも2本目の購入を検討しています。
特に子供がサイトを走り回ったり、夜間に足場をクリアにしておきたい方にはおすすめの一品です。
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