ヘキサタープをウキウキで購入したものの、いざ設営となってあたふたしてしまった僕です。
失敗の原因は「見様見真似でどうにかなるでしょ」という見通しの甘さでした。
実際張ることはできたのですが、どうもバランスが悪く、生地にシワがよっていて格好悪い出立ちになってしまいました。
本ページでは当時の失敗も踏まえ「あの頃の僕に贈る、ヘキサタープの張り方のコツ」について書いていきます。
使用するタープはこちら
スノーピーク「HDタープ“シールド”・ヘキサ」
以下詳細をまとめました。
目次
【事前確認】
設営に先立ち、簡単にヘキサタープの構造と、各部名称を確認していきたいと思います。
構造
ヘキサタープにはその名の通り6つの頂点があります。
それぞれの頂点からロープとポールを地面(または木など)に対して張り出し、互いが引き合う力でバランスを保ちます。
シワなく綺麗に張るコツは、全体のテンション(張り)のバランスを整えることが重要です。
各部名称
HDシールドを例に名称を確認します。
【設営手順】
設営場所決める
以下を考慮しながら設営場所を決めます。
・地形
地面は平地がベスト
平原の一本木は落雷の危険性があるため避ける
・風
風上〜風下に対してメインコーナーを平行にする
風速が10mを超える場合は設営しない方が無難です
・太陽
長ポールを北寄り、短ポールを南寄りに設置する
太陽の軌道が低くなる秋以降は北西寄り、南東寄りに調整する
大体の位置をきめたら、タープを地面に広げ、設営領域を確認します。
タープは全体像を把握するため、しっかりと広げましょう。
この時、風上側のメインコーナーを仮ペグダウンしておくと、タープが風で飛ばされません。
失敗しないためのポイント
タープを完全に広げてサイズを把握
出典:スノーピーク
ポールとメインロープをセット
ポールを連結し、メインコーナーの穴に先端を差し込みます。
その上からメインロープの二又部分を引っ掛けます。
二又ロープを2重にすると安全性UP
メインロープをポールに対して45°の角度で開きます。
ロープの自在を軽く緩めた状態で仮のペグダウンをします。
ペグダウンが浅すぎると立ち上げの際に抜けることがありますので注意してください。
この時ペグは先端がタープの中心に向くようにし、地面に対して45°を目安に打ち込みます。
失敗しないためのポイント
二又ロープを緩めた状態で、地面に対して45°でペグダウン
メインポールを立ち上げる
風上側のメインポールから立ち上げます。
メインポールは地面に対して垂直ではなく、タープ内側方向に角度をつけます。
この時、ポール同士が平行になるように立てます。
失敗しないためのポイント
メインポールの平行を保つ
両方のポールが立ち上がったら、自在ロープでテンションをかけていきます。
稜線に2割くらいの緩みを持たせるようにします。
テンションをかける際は1つのロープを一気に引くのではなく、前後バランスよく調整していきます。
失敗しないためのポイント
稜線に2割くらいの緩みを持たせる
コーナーロープをペグダウン
テープの先にロープをもやい結びで固定します。
長翼側には2mのロープ、短翼側には3メートルのロープを使用します。
コーナーから伸びるロープをペグダウンしていきます。
この時、タープの中心から各コーナーの延長線上にペグダウンします。
4箇所全てをペグダウンしたら、右長翼→左短翼→左長翼→右短翼という、対角線の順番でロープを8割の力で引きます。
失敗しないためのポイント
タープの中心から延長戦上にペグダウン
ロープを調整
残りの2割を引いていきます。
順番は先ほど同様で対角順で引きます。
まずサブロープを引いて稜線の緩みを取ります。
その後、長メインポールの左右、短メインポールの左右を引いて完成です。
失敗しないためのポイント
4本のサブロープをバランスよく引く
以上がヘキサタープの張り方です。
【撤収手順】
ここからは撤収手順をご紹介します。
基本的には設営と反対の手順で作業を進めればOKです。
タープを乾かす
雨や朝露などで濡れたタープは、太陽と風でしっかり乾かしてから撤収するのがベストです。
濡れている場合はタオルなどで叩いたりして水滴を落とすと、効率よく乾かすことができます。
サブロープを緩めペグを抜く
自在でテンションを緩めてからペグを抜きます。
ロープはタープに結んだままにしておくと、次回設営時の手間が省けます。
ペグは泥や水分をしっかりと拭き取り、乾燥させてから収納します。
メインポールを外す
メインロープのテンションを緩めてからポールをゆっくり倒します。
風が強い場合は風下側からおろします。
ペグを引き抜き、同様に拭き取り乾燥します。
ポールの脚部が汚れている場合には併せてキレイにします。
メインロープはタープに付けたままにできないため束ねます。
タープを畳む
タープを地面に広げて畳んでいきます。
稜線を軸に半分におります。
メインコーナーを重ねてに半分にしたあと1/3ずつ畳むと、バッグに入る幅になります。
あとはポールを軸に巻いてあげれば完了です。
【まとめ】
ヘキサタープの張り方のコツと撤収の方法について書いてきました。
自立式とは異なり、多少のコツが必要ですが、慣れれば一人でも設営が可能です。
こちらで紹介したのは基本の張り方となります。
自由な設営が魅力のヘキサタープの設営アレンジもまとめましたので、併せてご覧ください。
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