バランスの取れた美しい見た目のヘキサタープ。
アレンジの自由度も高く、キャンプ場でも様々な張り方を目にします。
本ページではサイドポールやロープを使った設営アレンジについてご紹介していきます。
基本の設営方法についてはこちらの記事をご覧ください。
使用するタープ
スノーピーク「HDタープ“シールド” ヘキサ」
目次
【メインポールの調整】
まずはメインポールを調整する方法です。
シルエットの変更
前方と後方でそれぞれ280cmと240cmの長さのポール使いますが、組み合わせを変更すると全体のシルエットが変わります。
スノーピークのポールは60cmと70cmのサイズがあり、異なる長さの連結が可能です。
メインポールを260cmに統一
ポールを短くする
ポールを低くすると以下の効果を期待できます。
・雨の侵入を防ぐ
・強風時の安全のため
ポール一本
片側のポールを取り除くことで、ソロ向きの形になります。
この時ポールがないサイドをロープペグダウンまたは直接ペグダウンします。
直接ペグダウンする場合はソリッドステーク30以下のサイズでないと入りません。
【サブポールを使う】
サブポールを使用するとタープに開放感がでます。
今回、サブポールはコールマンのキャノピーポール(180cm)を使用しています。
2本追加
前方両翼に設置
後方両翼に設置
違い違いに設置
前後それぞれ1本ずつ設置すると、少しいびつな形になります。
片翼に設置
左右いずれかの片側に2本のポールを使用します。
この時反対側サイドはロープダウンでも使えますし、地面に直接ペグダウンしても使えます。
地面に直接ペグダウンすると背面のプライベート性が向上します。
なお、ポールを280cmで使っている場合には、短翼は地面に届きませんので、ロープを使用します。
ロープでのペグダウン
直接ペグダウン
ポールが高いので、片側はロープを使っています。
直接ペグダウン(短ver)
ポールを短くすれば直接ペグダウン可能です。
ソロverに設置
4本追加
4本追加すると、全ての頂点が上がるため、開放感が格段に上がります。
なお、雨がタープの中心にたまらないよう、どこか1箇所は他より低くする必要があります。
【ロープを使う】
ここからはロープを活用した方法です。
小川張り
ロープでできるアレンジの代表的なものは「小川張り」です。
小川張りは、片方のポールをロープで離れた位置に設置し、ロープの下にテントを入れ込む張り方です。
ogawaブランドのテントとタープを連結した設営方法として広く認知されています。
通常セッティングテープを使いますが、5m程度のロープがあれば代用できます。
小川張りのやり方
※便宜的に先に立ち上げるポールをA、もう一方をBをします
1 通常の手順でAを立ち上げます。
2 テントの長さ分、BをAから離します。
3 B側メインコーナーの穴とロープを、もやい結びで固定します。
4 もう一方のロープの先端にもやい結びで輪を作り、ポールの先端に引っ掛けます。この時20~30cm間隔でいくつか輪を作っておくと、長さ調整が楽です。
5 Bを立てて、ロープのテンションを調整します。
6 AとBの自立後、通常の設営同様にサイドコーナーをペグダウンし、ロープでテンションを調整します。
7 ロープの下にテントを設営します。入り口をタープ下にすると、雨天時の出入りで濡れる心配がありません。
物干しロープ
2本のメインポールの先端に、もやいで輪っか作ったロープを引っ掛けてタープの下を通すと、簡易的な物かけロープになります。
LEDランタンやメッシュカゴを吊るしたり、タオルを干したりできます。
ロープをかける位置 ポールを倒すと簡単
この時、ロープの中腹にバタフライノットやもやい結びでいくつかフックを作っておくと利便性が上がります。
右:もやい結び
また、タープ本体を取り外すと純粋な物干しロープになりますので、撤収時のインナーテントやグランドシートの乾燥に適しています。
【まとめ】
設営自由度が高く、アイディア次第で楽しめるのが魅力のヘキサタープ。
ポールだけでなく周辺の木々や車を活用することもできますので、様々なスタイルを試してみて、使えそうな技などあれば改めて記事を更新していきたいと思います。
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